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■ゴールデン・レトリーバーの特徴

飼い主に忠誠を尽くし、天性の服従性を持つゴールデン・レトリーバーは、あらゆる人々の友として、また家族の一員として共に暮らす伴侶犬として知られています。
体を動かすことが大好きで、草原などを一日中駆け回っていても飽きることを知りません。こういった活動的な性格と、パワフルな体力を持っていることを十分把握した上で共に暮らさないと、問題行動を起こす犬になりかねません。毎日、肉体的な運動と知的な活動をしっかりとさせることが大切です。
時には、あまりにも元気がありすぎてハメをはずしてしまうこともあります。また、何に対しても好奇心旺盛なので、訓練中に他のことに気が散ったりする傾向があります。それでも、何かを学ぶことは大好きなので、自分から進んで学習してくれるでしょう。
服従競技では成績の優秀な犬種として有名です。回収犬であることから、口にくわえて何かを運んだり、何かを取ってくるような競技やゲームを得意とします。

ゴールデン・レトリーバールーツ


数多くの記録が残されているゴールデン・レトリーバーは、思いがけない偶発的な努力の結果、誕生したといわれています。
19世紀半ば、鳥狩猟の時に、獲物を回収する犬への関心が高まりました。その結果、無為単調な生活に我慢強く絶え、冷たい水の中にも勇敢に飛び込み、力強く泳いで獲物を回収する犬が必要とされました。そこで、スコットランドとの境に沿って流れるトィード川の北部に住んでいたトィードマウス卿が活躍することになります。
トィードマウス卿は、ウェーブのかかった黄色い被毛に覆われたレトリーバーであるヌース(小型のニューファンドランド犬と、猟師たちに使われていた初期のラブラドールを祖先とする)を、ツイード・ウォーター・スパニエル(カーリーな被毛が特徴の、当時人気の高かった茶褐色のレトリーバー犬)を掛け合わせました。この交配の結果、4頭の子犬が生まれましたが、どの犬も高原での鳥狩猟に役に立つ素晴らしい素質を持ち合わせていました。
その後、この犬種は他の黒いレトリーバーやツイード・スパニエル、セッターやブラッドハウンドと慎重に交配されていきます。初めはフラット・コーテッドの中の「黄色い犬」とみなされていましたが、1912年には、フラットとは別の犬種として、イエロー・レトリーバーまたはゴールデン・レトリーバーとして承認されることになりました。
1900年頃にトィードマウス卿の息子が、この犬種を何頭かアメリカに持ち込みましたが、AKCは1927年になるまで、この犬種を独立したひとつの犬種として認めませんでした。
ゴールデン・レトリーバーは狩猟能力が非常に高かったので、基礎となる犬と慎重に交配されて、その能力にますます磨きがかかった犬種へと改良されていきました。その後、ペットやショードッグ、服従競技に優れた犬種として人気が高まっていきました。
このような歴史を経て作られたこの犬種は、流星のように一瞬にして大変な人気を集めることになりますが、その人気は衰えることなく、今も、アメリカでもっとも人気の高い犬種のひとつに数えられています。

ゴールデン・レトリーバー標準の大きさ


体高51~61cm

体重25~34kg

■健康について


特に気をつけたい病気:股関節形成不全
気をつけたい病気:眼瞼内反症、アレルギー、肥大性心筋症
たまにみられる病気:胃捻転、てんかん
しておきたい検査:股関節検査、肘関節検査
寿命:10~13歳

■手入れについて


滑らかで短い二層の被毛の手入れは、それほど手間はかかりません。口の周りや頭部、足など、毛が短くて敏感な部分は、皮膚を傷つけないナイロンブラシや獣毛ブラシでブラッシング。また、1年じゅう換毛(抜け毛が多い)する種類なので、屋内飼いでは掃除や衛生面を考え、コルク材などのシートを敷いておくことをおすすめします。屋外で飼育する場合は、陽当たりや風通しなどに関して十分に配慮し、また出来れば家族の姿がみえるガラス越しの場所や、声をかけやすい距離に犬舎を置いて下さい。

■飼い方の注意事項など


温和な性格で無駄吠えも少ないのでスペースさえ確保できればマンションでの飼育も大丈夫です。初心者でも安心して飼え、また他の犬がいても共同生活は十分に出来る犬種です。
ゴールデン・レトリーバーには、毎日の運動と同時に人間との触れ合いが欠かせません。
服従競技の練習をしたり、活動的なゲームをして一緒に遊んだり、何かを取りに行かせたりといった運動をさせると、肉体的にも精神的にも健康が維持できます。 屋外で過ごさせることはできますが、人間とのつながりを必要とする社交的な犬なので、できれば家の中で家族と一緒に暮らすのが一番です。

■しつけ


穏やかな性質で比較的楽ですが、大型で力が強いので早い時期からのしつけを徹底することが必要です。


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